FX取引に必要な用語のまとめ

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証拠金維持率などのFX用語を確認しておこう

MT4・MT5をインストールしたら、実際にFXで取引をしてみましょう。

取引をする前に、FX用語の確認をしておきます。
知らなくても取引はできますが、知っておくとリスク管理ができます。

特に証拠金維持率については理解しておきましょう。

fx取引画面 MT4

ロット

FXで取引する最小取引単位のことを指します。
FX業者や口座によって、1ロットが1000通貨、10000通貨、100,000通貨の場合があります。
取引をするときはロットで行うため、自分が取引する口座が1ロット何通貨か把握しておきましょう。
例えば、最小取引サイズが0.01ロット、契約規模が1ロット=100,000であれば、
最小取引は1,000通貨となります。
アメリカドル円であれば、1,000ドルが最小取引単位となります。

レバレッジ

FX(外貨為替証拠金取引)は3国間の通貨を売買して利益を得る取引のことです。
取引をするにはFX会社に証拠金を預け入れ、証拠金を担保に取引をします。

レバレッジが1倍だと、外貨預金と同じことになります。
たとえば、1ドル100円のレートの場合、10,000円で100ドルを預金して持っておくことになります。
1ドルが101円になると、100ドルあるので100円増えます。

FXではレバレッジをかけることができます。
レバレッジはてこのことで、少ない証拠金で多額の取引が可能となります。
例えば、レバレッジが25倍であれば、1,000ドル(10万円)の取引をするために必要な証拠金は
1,000 ÷ 25 = 40ドル(4,000円)
になります。

逆の言い方をすると、証拠金4,000円でレバレッジ25倍をかけると、1,000ドル(10万円)の運用ができます。
レバレッジ25倍で1ドルが100円から101円になった場合、1,000ドルを運用しているので1,000円のプラスになります。
1ドルで1円上がったときに1,000円のプラスを出すには外貨預金(レバレッジ1倍)であれば1,000ドル必要ですが、レバレッジ25倍であれば40ドルの証拠金で済みます。

増える分で考えるとレバレッジはすごくメリットに感じますが、減ったときも大きく影響を受けます。
証拠金4,000円でレバレッジ25倍で運用(1,000ドル)していたとき、1ドルで4円下がると
1,000 × 4 = 4000円
のマイナスになります。
証拠金は4,000円なので、1ドルが4円下がるとマイナス4,000円、つまり証拠金が0円になります。

レバレッジはリターンもリスクも増やします。
大きくマイナスになっても証拠金がある程度残るようにレバレッジ、ロット、証拠金を管理する必要があります。
レバレッジをかけても十分大丈夫なくらいのロット数や証拠金であればリスクを抑えることができるので、必ずしもレバレッジが大きいから危険というわけでもないです。

証拠金(残高)

FX会社の口座に入金した資金のことです。
MT4では残高と表示されています。
証拠金が0にならないように、他の指標の数字を管理していきます。

評価損益(含み損益)

ポジションを建てていて決済(利益確定)していない状態での損益のことです。
MT4では最上段に表示されていて、青の場合はプラス、赤の場合はマイナスです。
損益と表現されることもあります。

有効証拠金

現時点で取引に使える証拠金のことです。
口座開設や入金時にもらえるボーナス(クレジット)と評価損益(含み損益)を加味した金額になります。

有効証拠金 = 残高 + クレジット + 評価損益

ポジションを建てている場合はリアルタイムで評価損益が変動するので、有効証拠金も合わせて変動します。

必要証拠金

必要証拠金ポジションを建てるために必要な証拠金のことです。
MT4では現時点でのポジションを建てるための必要証拠金を「証拠金」と表示されています。

必要証拠金 = 1ロットの通貨数 × ロット数 × 為替レート ÷ レバレッジ

1ロット10万通貨、0.01ロット、1ドル100円、レバレッジ10倍だとすると、0.01ロットを建てるための必要証拠金は

100,000 × 0.01 × 100 ÷ 10 = 10,000(円)

になります。

余剰証拠金

有効証拠金のうち、取引に使われていない証拠金のことです。

余剰証拠金 = 有効証拠金 - 必要証拠金

証拠金維持率

証拠金維持率は必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことです。
必要証拠金は「ポジションを建てるのに使っている証拠金」
有効証拠金は「今使える証拠金」
なので、証拠金維持率は「証拠金に対してどれくらい余裕を持って運用しているか」がわかる指標です。
証拠金維持率が高いと証拠金に対する為替の変動の影響が小さくなるので、2万~4万%を維持しておくと低リスクで運用できます。

証拠金維持率がFX会社が定める数値(50~100%)を下回ると、マージンコール(アラーム通知、アラート通知)が発生します。
証拠金がなくなりそうですよ、というアラームですね。
マージンコールのシステムがないFX会社もあるので、事前に確認しておきましょう。

マージンコールよりさらに下回ると、強制ロスカット(強制決済)が発動します。
証拠金が底をつく前に強制的に損切りするということです。

FXでは証拠金維持率の管理が非常に重要です。
レバレッジをかけすぎるとちょっとの変動で強制ロスカットになる確率が高くなるので注意しましょう。
大勝ちを狙ってロット数を増やすときも同様です。

まとめ

初心者の場合は目先の利益に目が行きがちで、リスク管理ができていない場合があります。
長期的に利益を出すにはマイナスになったときに耐えらえる状態であることが大事です。

FXのいいところは数値で管理できることです。
感覚でやるのではなく、リスクを押さえながら運営して利益を出していきましょう。

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